もったいないシリーズ第2弾:トイレってそんなに水を使うの?「節水トイレ」
日空衛情報部会A委員はこう語る。
「家庭の中で一番水を多く使う用途は、「風呂?」と思っている人が多いようですが(INAXアンケート調査で54.8%)、実はトイレが一番です。
家庭では、1人あたり平均で約300L/人・日の水が消費されていますが、そのうちの28%がトイレ、次いで風呂が24%とのことです。(東京都水道局の調べ)
このように、使用者の意識と実態がちょっと乖離しているのが現状のようです。
ところで、このトイレですが、旧来型では大洗浄のために1回あたり13Lもの水を流していました。その後、節水型トイレが開発され、8Lの水で済むようになりましたが、最近では超節水型トイレとして、6Lで済むものも市販されるようになってきました。
大洗浄時6L、小洗浄時5Lの切替のできる超節水タイプでは、13Lの旧来型トイレの60%の節水効果をあげることができるといいます(2日間で家族が4人の場合バスタブ約1杯分、248Lも節約)。
これにより、下水処理で排出されるCO2も年間約27kgの削減可能とのことです。このように良いことづくめなのですが、排水量が減るために、排水を流すための排水管の延長距離や配管の曲がり箇所数、浄化槽への影響等に注意する必要があります。 (資料:INAX「家庭の節水調査」より)」
主婦3人に聞いてみよう。トイレの水って1回どれ位使ってると思う?
M 婦人「1.5リッターくらいなんじゃないのかなあ?」
N 婦人「けっこう流れてると思う、3リッターくらい」
S 婦人「2リッター?」
・・・ これは水に流せない話である。