もったいないシリーズ第3弾:だから雨水だって無駄にしない。「雨水利用」
日空衛情報部会A委員に聞いてみた。
「 降雨は限度を過ぎると災害となってしまいますが、雨水は大切な水源です。降雨が地下水や河川水となって水道などの
水源となっています。
また、雨水は、地表面や水面などから一度蒸発したものなので、比較的きれいな水質の水が集水できることから、これを単に排水してしまうのでなく、雑用水として再利用することも水資源の有効活用となります。水道施設のない島嶼(とうしょ)地域では、雨水をろ過して飲料水として使用していたこともあります。
雨水利用設備として通常、建物の屋根面などから雨水を集めて、ろ過処理などを行い、塩素消毒をしたのち便所洗浄水や散水用水などに利用されます。
国技館、東京ドーム、埼玉スタジアムなどの大規模や一般の建物で採用されているもののほか、東京都墨田区で普及している「路地尊」(ろじそん)や家庭用の「天水尊」(てんすいそん)などもあります。」