今日のように、建設現場における施工技術が高度化し、機械化され、より複雑となった作業形態の下では、労働災害の「芽」を事前に摘み取る「リスクアセスメント手法」を効果的に実施する必要があります。
建設業の労働災害は年々減少してきておりましたが、ここ数年、中期的にも増加の傾向となっており、特に重篤な災害が増加して由々しき状況となっています。
こうした状況を鑑み、建築設備業の現場の労働災害を防止するためのツールとして、現場のKYや作業手順書作成に有効に活用できるものとして、実際の災害事例をもとに「リスクアセスメント」を実施しやすい様に《イラスト》を取り込み、ワンシートにまとめた『すぐつかえるリスクアセスメントのための災害事例集2015年版(CD-ROM付)』を出版いたしました。
実際に起きた災害事例を再発防止検討会や安全教育等に活用することが、同種災害発生防止に非常に有効ですので、本書や添付のCD-ROMをご活用いただければ幸いです。
【平成27年8月発行】