日空衛2015
―新たな中期ビジョン―
日空衛の取り組み

平成27年5月
一般社団法人 日本空調衛生工事業協会

はじめに
私たち空調衛生工事業は、空調設備や衛生設備などの構築を通じて、快適な生活環境の創造と地球環境の保全に貢献しています。
このたび、日本空調衛生工事業協会(日空衛)では、近年の社会経済情勢の変化を踏まえ、今後の事業を進める上での指針とするため、「日空衛2015-新たな中期ビジョン-」をとりまとめました。
日空衛がその社会的な役割をさらに果たしていくため、「日空衛2015」で重点的に取り組むこととした6つの項目を紹介します。

1.低炭素社会づくりへの目に見える貢献

  1. 省エネルギー、省CO2技術の開発
    設備を通じた省エネルギーの推進、CO2排出量の削減のため、技術開発・技術革新を積極的に進め、社会に提供していきます。
  2. 設備の運用管理等のソフト面の強化
    計画・設計、機器の設置、運転、維持管理をトータルにコーディネートし、ソフト面の取り組みを深化させます。
  3. 低炭素社会づくりの先導役としての社会への発信と行動
    空調衛生工事業が低炭素社会づくりに果たしている役割を分かりやすく、積極的に発信していきます。

2.リニューアル市場の積極的な開拓

今後、建築ストックが蓄積していく中で、設備のリニューアルが良質なストック形成の上でますます重要になってきます。このため、顧客への適切なリニューアル計画の提案やそのための技術開発などに取り組み、設備リニューアルを重点的に推進していきます。

3.人材の確保・育成の推進

  1. 労働環境の改善
    処遇の改善や休日の確保などの労働環境の改善に努めます。
  2. 魅力があり、誇りが持てる産業であることの発信
    空調衛生工事業が低炭素社会構築に貢献する未来志向で魅力ある産業であり、誇りを持って働ける場であることを発信していきます。
  3. 多様な人材の活躍支援
    女性や高齢世代などの人材を確保・育成し、多様な人材による企業の活性化を図ります。
  4. 業界団体としての支援
    日空衛として業界のPR資料の作成など会員活動の支援を積極的に行います。

4.技術力と生産性の向上

  1. 低炭素社会の構築、市場開拓、安全・安心のための技術開発の推進
    低炭素社会構築やリニューアル等の市場開拓、さらには、耐震性等の安全性の向上などの観点から技術開発を推進し、技術力を誇る業界として認知されるよう目指します。
  2.  技術力、施工力に優れた企業体制の確立
    価格のみでなく、技術力を適切に評価して工事の品質の確保を図る発注者の要請に応えるため、技術力・施工力に優れた企業体制を確立していきます。
  3. 担い手不足に対応する技術・技能の継承と生産性の向上の推進
     担い手不足を補完するため、一人ひとりに技術・技能を継承するとともに、生産性向上のための技術開発や業務効率化に取り組みます。

5. 健全経営と顧客満足度向上に向けた事業環境の構築

  1. 適正工期と適正利益の確保
    建築工程の終盤を受け持つ空調衛生工事にとって、工期の適正化は重要な課題です。発注者や元請企業と問題意識を共有して、適正工期と適正利益の確保に努めます。
  2. 直接(分離)発注及び許可業種区分見直しの推進
    顧客満足度向上の視点に立って、設備工事の直接(分離)発注を推進し、また、「機械設備一式工事」または「空調衛生工事」の許可業種区分の新設を要望していきます。

6.コンプライアンスの徹底による社会的信頼の確保

会員企業・団体は、コンプライアンスの意識を一人ひとりに浸透させるよう徹底を図り、社会的信頼の確保に努めます。

これらの重点的な取り組みにより、日空衛は次のような目的の達成を目指します。
詳細は以下記載のPDF「日空衛2015-新たな中期ビジョン-」をダウンロードの上ご覧ください。

  • 地球環境問題への貢献 
  • 顧客満足度の向上 
  • 国民・社会から信頼される産業 
  • 技術に優れ、人材の集まる魅力ある産業
  • 空調衛生工事業の独自性の確立

日空衛2015 -新たな中期ビジョン- (全30ページ)

日空衛2015 -新たな中期ビジョン-
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